Japan VR Summit 2017 その2
10月12日に行われましたJapan VR Summit 2017の全6セッション中で、
- グローバルVR/AR12兆円市場へのロードマップ
- 巨大VR市場 中国の現状
- 日本型アーケードVRは世界に通用するのか?
- スタートアップ企業から見る、VR/AR/MRの魅力
- VR/AR投資のグローバル最新事情:シリコンバレーから国内大手CVCの動向まで
- VR/ARの活用による製造業変革:クルマ造りの生産・設計をつなぐVR/AR
特に面白かった3.について説明します。
日本型アーケードVRは世界に通用するのか?
最初にアドアーズ
下記の写真のようにアミューズメント施設を多数展開しており、誰もが知っているゲームセンター事業を抱える会社です。
アドアーズがVR施設:VR PARK TOKYOを渋谷にオープンしてからどうなったかの説明がありました。
- もうすでに来場5万人を突破し、年内には10万人突破
- 男女比が逆転:通常ゲームセンターでは圧倒的に男性比率が高い
- 圧倒的に20代が多い
- 新規顧客がほとんど、今後はリピーターにできるかが課題
代表的な実際のコンテンツ
次に誰もが知っているバンダイナムコ
7月14日、新宿にVR ZONEをオープン
主なコンテンツは全12種類
- コンセプトは「さあ、取り乱せ!」
- VRの弱点でもあるリピート率をあげるために一回で体験できないチケット構成(物足らなさを演出)
- 4つのエリアに12コンテンツを振り分け、1エリア1コンテンツ計4コンテンツを体感してもらい、合計で3回足を運ばないとクリアできないように
VR以外でもインスタ映えする施設も盛沢山
最後にセガ
セガと言えば、テーマパークのジョイポリス
東京以外にも大阪の梅田、中国の上海など海外展開も
- 95%は新規顧客
- VRの投資はテーマパークの施設(ジェットコースターなど)に比べると、非常に安価
まとめ
- どこの施設も新規顧客には困っていないが、一周回ってからのリピート客をどう確保するかが課題
- 通常のゲームコンテンツに比べて、単価を1,000円前後に設定しても不満が出ない強みがある
- ゲーム業界から見れば投資は高く、テーマパーク業界から見れば投資は安いと感じられる
- 日本人の場合は、まず最初に世界観を作って、ストーリーに乗せることで没入感を高めることが必須
- 今後はプレイ後のヘアケアや乱れなどを気にしない取り組みが必要
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